■作品内容
その怪異に出会った日のことは、よく覚えている。茹だるような暑さに、蝉の声。遠くからでも分かる、大きな身体。友達の居ない僕が、おじいさんの家に帰省した夏休みに出会った、不思議な怪異。「ぽ…ぽ…ぽ…。」鈴の音を転がすような、年上の女の人の変わった声。僕にできた、初めての友達。「ぼく、夏休みが終わったら、都会に帰らないといけないんだ。」初めての友達と過ごした、甘酸っぱい初恋と、初めての思い出の日々。会うたびに募っていくのは、別れの日への忌避と目の前の怪異への恋心。「お願い…僕のこと、忘れないでね…。」泣きじゃくりながら顔を上げた僕の唇を、その怪異は…八尺様は優しく奪った。「ほら…優しく触ってね…。」神社の境内での、人ならざる怪異との、生まれて初めてのセ⚫︎クス…。祖父の家で、バス停の裏で、花火大会の帰り道で…。僕は生まれて初めての衝動と欲望を、八尺様の大きな身体に擦り付ける。初めて訪れた田舎の、誰にも言えない秘密の体験。「来年もまた来てね…、絶対だよ。」貴方もあの夏の日に出会っていたかもしれない、スタジオサウスポーの異種族怪異奇譚CG集。

■サークル名:スタジオサウスポー




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