■作品内容
このオレ、大野アキトは…つい先日、失恋した。登下校をずっと一緒にしていた「降矢まひろ」。彼女との日々は、今はもう良い思い出だ。昔からずっと一緒だった。これからもずっと…一緒だと思っていた。オレは…偶然みてしまった。校舎裏で、まひろが、男友達のナオヤにフ〇〇チオしているところを。オレは、目を疑った。信じたくなかった。もう恋なんてしなくていい。そう思った…。そんな時、彼女が目に入った。彼女の名前は、「犬飼愛莉」。彼女はクラスで浮いていた。自分の言いたいことは、はっきり言い、先生にも物おじしない、バスケ部の4番でエース…だった。足を骨折してバスケの大会にも出場できなくなり、スポーツ特待生でもあった反動か、実にわかりやすくすさんでいった。「大野くん…」「えっ…」「今日…だよね。放課後…例のトコで待ってるね」「…」「…なに、いつまで見てんだよ」「う…いえ…その…かわいいなって思って…」「バカッ!」「…」「…あとでね」そうなのだ…。実は、孤独に愛された者同士…ひかれあったというか…つまり…そういうことなのだ…。
■サークル名:赤本アカモト