■作品内容
此処に収拾せる柔毛もよだつ奇談異聞は古来より伝わる巷談珍談の類にして断じて漫談は含まれず。例に拠りて話中が恐怖の主体は霊的現象に非ず、無惨に変體せらるる女体の物質的変化及遷移にて、即ち女人が凛たるかんばせの眼を剥き涙・洟・涎垂れ流す変容は妖しの福面の俄かに鬼面に変じたる如く、縦横無尽の腸責めに伴う膨腹は蟠る蛟にさも似、将た常軌を逸した極大挿入にて恥骨結合や仙腸関節の何処かへと消え失せる様相は恰も出没自在の亡魂の如し。なれど一度其の正体見極めれば、何れも尊く美しき女体自身の所為には非ずして、巷説の如く真に恐るべき巷間の人の肛姦肛接求むる邪心鄙猥が仕業也。希わくば化物草紙の最後に現れ出ずる日輪の如く、女人が腹中の百鬼夜行の果てに花開きたる目出度き肛肉の拡がりが、邪淫姦濫を退散せしめ倒錯的劣情を鎮撫する光明とならん事を。

■サークル名:trubka




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