■作品内容
ある日の仕事帰り。しがないサラリーマンである俺は、粉雪が降る公園で、彼女と出会った。人間離れした美しさを誇る彼女は、なんと魔界を追放されたサキュバスメイドらしく……「残念ですが、サキュバスメイドとしての生き方しか知らないわたしでは、この人間界で生きていく術はありません。そのうち魔力も尽きてしまいますし、そうしたらここで凍え死ぬことになるでしょう」「――えっ、それってすごく、まずいじゃないですか」「はい。ですが、仕方ありません」「いや、仕方ないって……」魔界で長く虐げられていたせいで、彼女は生に対する執着を失っていた。こんなの、放っておけるわけがない……。激しく胸を締め付けられた俺は、自分でも驚くほど大胆な行動に出る。
■サークル名:ペンギン千番地