■作品内容
両親を亡くした双子の兄弟の、親代わりとして古堂梓佳(フルドウ アズカ)は過ごしていた。古堂の家の大人は海外勤めで、実質的には実弟の卓二(タクジ)と二人暮らし。一家族には丁度良いが、姉弟の二人では淋しげな屋根の下、みなし児を保護するには都合が良かった。寒空を遮る帳が破れ落ちた○子ふたりの、心身を暖めるのに梓佳は懸命に献身した。代わりに梓佳が得たものは充実感。そして双子の成長を見守りたいと願う使命感。母性の澱はやがて慈愛へと成るのだろうか。梓佳は双子を実の子○のように想っていた。双子から向けられるその感情を、恋慕だとは気付かなかった
■サークル名:ちゃこもりふくろう