■作品内容
俺は、田崎さんを抱いた。津久井に汚された田崎さんを少しでも浄め、そして津久井によってもたらされた快楽の痕跡を消し去りたいと必死だった。しかし、童貞だった俺はその願いも虚しく自分勝手に果ててしまった。事後、俺は田崎さんに津久井の家にはもう行かないで欲しいと頼んだ。しかし、彼女はこれは自らの選択だといい、首を縦に振らなかった。お盆休みが終わっても俺は受験勉強に打ち込めないでいた。田崎さんとラブホテルでの経験が頭から離れず、また彼女の告白がどうにも信じられなかったのだ。俺は直接津久井に尋ねる事を決意し、家を訪ねる事にした。津久井の家を訪ねた俺は離れの部屋に通された。津久井が来るまでその部屋で待つように言われた。隣の間には決して入らないようにも言われていたが、隣から聞こえる苦しげな声が気になり、俺は二つの間を隔てる襖をそっと開けた。そして、田崎さんの告白通りの光景を目の当たりににした。
■サークル名:予備役製作所